抗がん剤「トレアキシン」(ベンダムスチン)、販売開始

抗がん剤「トレアキシン®」、日本で製造販売承認を取得

(2010年10月27日) 印刷用(PDF 163KB)

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、日本でシンバイオ製薬株式会社(本社:東京都、社長:吉田文紀、以下、シンバイオ社)とライセンス契約を締結している抗がん剤「トレアキシン®」(一般名:ベンダムスチン塩酸塩)について、再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫ならびにマントル細胞リンパ腫を適応症として製造販売承認を取得した、と発表しました。
 本剤は日本において、シンバイオ社が開発および製造販売承認の取得をし、当社が独占的に販売をすることになります。本剤は当社にとって日本における抗がん剤の第一号製品となります。

 「トレアキシン®」は、アルキル化剤が有するナイトロジェンマスタード骨格と代謝拮抗剤様構造を有することが示唆されている新しいタイプの新規抗がん剤です。本剤は、日本の臨床試験において優れた有効性が認められ、高い奏効率および長期の無増悪生存期間が認められました。特に、再発のマントル細胞リンパ腫に対する単剤投与において、高い完全寛解率が認められました。また、主な副作用は、骨髄抑制、悪心、嘔吐、感染症、血管炎・血管痛などが報告されていますが、管理可能で忍容な安全性プロファイルを示しています。

 当社は、本剤に関してシンバイオ社と2008年8月に日本における共同開発および販売に係る独占的ライセンス契約、2009年5月にはシンガポールおよび韓国の2カ国を対象とした開発・販売に係る独占的ライセンス契約を締結しています。シンガポールでは当社のシンガポール子会社Eisai (Singapore) Pte. Ltd.が低悪性度非ホジキンリンパ腫および慢性リンパ性白血病の治療剤として「Symbenda®」の製品名で2010年9月から販売を開始しています。
 日本では、現在適応追加をめざし、再発又は難治性の中高悪性度非ホジキンリンパ腫および未治療の多発性骨髄腫の第II相臨床試験をシンバイオ社が実施しています。

 当社は、がん領域を最重点領域と位置付けており、日本での抗がん剤第一号製品となる「トレアキシン®」に続き、乳がんに係る適応で申請中の当社創製の新規抗がん剤「エリブリン」(一般名)など、今後、日本におけるがん関連疾患領域の製品の充実化をはかり、がん患者様とそのご家族の多様なニーズの充足に一層貢献してまいります。

以上

詳しくは
http://www.eisai.co.jp/news/news201055.html

“抗がん剤「トレアキシン」(ベンダムスチン)、販売開始” への4件の返信

  1. 元気ですよ。
    Haruko様 調子は 如何でしょうか?

    なるべく薬は使いたくないのが本意なのですが、待てば・・・
    変わらず維持して行くことは、並大抵の事では有りません。

    初発より10年
    治療開始より14年、アンダーな病気とは言え10年一区切りとして、医療技術も日々進歩している様です。
    ふと した時
    苦しくとも 病人となった限り前を向いて歩まねばなりません。
    たとえ どんな薬で有ろうとも薬に変わりなく免疫に支障を来す訳で
    食の養生を止められるものでなし・・・
    ファイト―で
    頑張って生きましょう。

  2. Unknown
    因幡の牛さま
    コメントありがとうございます。
    お元気そうでなによりです。

    今年のインフルの流行は大丈夫でしょうか?
    私たち、予防接種は無駄?

    向寒の折、お風邪を召しませんように!

  3. インフルエンザワクチン  について
    今回の検査結果説明時にインフルエンザワクチンの接種はどうするべきか?尋ねて来ました。それぞれの主治医で、考え方は違って来るとは思いますが、
    前回 新型の時 同様
    【ワクチン接種していいですよ。】との事。
    即刻 予約を入れてきました。
    免疫の是ほど落ち込んでいる状態で、どうなのか?
    一応、主治医と、相談をしながら接種する事。
    あとで熱がでたり、の症状が有ったときの処置の為に。(相談が保険みたいな?)
    効くか効かないかはやって見なければ分からない。が、念の為に最大限の予防をする。
    自己免疫を高めていく過程で、ワクチンの接種をするわけだから、
    ウィルスを入れる訳だから、当然、主治医の協力があって良い。と 思います。
    出来れば CRPが 突然に上がってきても、対応はとって頂けるものと確認をすること。
    些少は私の主観が入っていると思いますが、
    免疫機能においては、恐らく、私よりもHARUKO様の方が良い条件下にあると思いますので、主治医の先生にご確認下さいませ。
    100%無駄とは思いません。

    今の状況は、ソルメルコートで血中ウィルス、雑菌を殺しながら、共存、共生と言う所でしょうか?
    今日も点滴をするときに
    頭の悪い看護師さんが、楽になりますよ~。ですって。
    気管支拡張に使う薬なものですから、そう思ったのでしょうね。

    ちまたに【頑張りません】などと・・・
    私は、頑張ります。生きていく為には、頑張らなければ生きられません。だから、汗もかきます。
    仕事もします。しんどくなったら、寝ます。
    そして、又、頑張ります。

    今日の検診時にインフルエンザの確認をしてからと思っていたものですから、お返事が遅くなりました。 ごめんなさい。

    HARUKO様 これからも 
    頑張って生きましょう!!! 

    ほんまもんの 風邪など召されませぬように。
    頑張って生きましょう。!!!

濾胞性リンパ腫と共に『因幡の牛』 へ返信する コメントをキャンセル

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