ゼヴァリンの薬価決まる

非ホジキンリンパ腫など適応の放射線標識治療薬ゼヴァリンの薬価決まる

 バイエル薬品が1月にB細胞非ホジキンリンパ腫などの適応で承認を取得したイブリツモマブ(商品名「ゼヴァリン」)の薬価が決まった。6月4日の中央社会保険医療協議会で了承された。

 イブリツモマブの適応は、「CD20陽性の再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫」で、放射線標識抗CD20モノクローナル抗体である「イットリウム静注セット」と、イットリウムで治療する前に投与の適切性を確認する「インジウム静注セット」からなる。イットリウムは1セット253万3477円、インジウムは1セット178万7490円となった。インジウム静注セットによる治療は1回であるため、薬価は併せて432万967円となる。

(加藤 勇治=日経メディカル別冊)

「DPC対象病院では、原則として薬剤費は診断群分類ごとの点数に包括されているが、高額な新薬を用いると、医療機関による持ち出しが生じてしまう。このため標準的な費用が一定の基準を超える高額医薬品が保険適用された場合、次期診療報酬改定まで暫定的にDPCの対象外とすることになっている」(薬事日報記事より)

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