大体この世界の様子が分かってきた。 専門の雑誌も大分読んだのでそれなりの知識は身に付いたと思う。 濾胞性リンパ腫に対する薬というか療法がいろいろ出てきたので、ますます患者側がそれなりに勉強して選択しなければならなくなっている。 現時点での選択は大体以下のようなものと思う。
(1) 現時点で、R-CHOPは濾胞性リンパ腫の初発の標準的治療法となっている。
(2) その後は、維持療法が良いようだが、リツキサンの維持療法はまだ保険の対象になっていない様子。 やるとすれば自力でやる。 効果は有ると思うが 30万x8回として 240万くらいかかる計算。 確認していないが、治療実験に参加することも考えられる。 おそらく東京地域まで出掛ける必要がある。
(3) ゼファリンの維持療法も良いように思える。 400万近いのはしんどいが1回で済む。 しかし、現時点でちゃんと扱えて治療できる病院があるかどうか。 国立がんセンターに行けばよいものだが、東京だし。 運がよければ、この辺りで治癒する。
(4) それでダメなら、再度リツキサンプラスフルダラビンかクラドリビン。 CHOPはもう効かないだろうし。
(5) その次ぐらいに、ミニ自家移植。 フル移植は年齢的に無理だしリスクが高い。 同種移植は効き目は非常に良いみたいだか、移植副作用での致死率が高すぎる。 ミニでもリスクが減らないみたい。
(6) この辺になると、他の治療法が出てくるかもしれないが、リツキサンほど革命的なものは難しいかもしれない。 CD22標的がのものが出てくるか。 いずれにしても試験的な治療法にチャレンジする事になる。
いろいろ考えて、次回は年末にまた考える事になる。