最近の病院事情

最近の病院事情

若いころに食中毒で入院を余儀なくされた事があって、その時の印象では、一度入院したらなかなか出してくれない、と言う感じだったのですが、最近の病院は、QOL重視なのか、医療費抑制の結果なのか、なかなか長期の入院はさせてくれないようです。

抗がん剤の副作用は物凄いと経験から思っていたので、2回目のリツキサン+抗がん剤の後で、明日退院です、と言われて一瞬返事が出来ませんでした。 あと2-3日は様子を見るのか、と思っていたのでビックリしました。

リンパ腫は元々抗がん剤がよく聞く病気ですが、やはり最近の副作用を抑える医薬品の発達がモノをいっているのでしょう。 副作用が意外に少ない。 当然人によるのでしょうか、今回の場合は拍子抜けするほど何にもありませんでした。 嘔吐には追うと防止薬、白血球の減少には増強薬があって、お医者さんは、症状が出れば何でも出来る、対応する、みたいな感じです。

また、医療費は包括的な料金体系になっているらしくて、病気が診断されると、それに必要な医療費は一括で決まるようです。 従って検査や何やらは、少なければ少ないほど、病院経営的には楽になるようです。 一般には入院したら検査漬け、医薬品漬けになりそうですが、そんな印象はありません。 一定のバランスが成り立って、うまい具合になって居るような気がします。

アメリカでは、もっと徹底していて、医療費が物凄く高くつくのも手伝って、入院はほとんど出来ないようです。 何でもかんでも通院治療になるようです。 今回の抗がん剤治療でも、アメリカでは最初から入院せずに通院治療のようです。 まあ体力のある人間ばかりだから出来る事でしょう。

また医薬品の開発でも、注射薬より経口剤つまり飲み薬の開発が優先されていて、当然にQOLの向上が第一ですが、入院しなくて良いと言うのが世界的な方向のようです。

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