今日はトレアキシン2日目。
昨晩は頭痛の後、吐き気があって、まだ明日もするのかと
思うとうんざりした。今朝は治まっていたが、点滴後の今晩も怪しい。
トレアキシンは点滴中も血管がヒリヒリして痛い。
副作用も前回のCHOPに比べると倦怠感が強くてしんどい。
私にとっては大変なお薬かもしれない気がしてくる。
悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。
今日はトレアキシン2日目。
昨晩は頭痛の後、吐き気があって、まだ明日もするのかと
思うとうんざりした。今朝は治まっていたが、点滴後の今晩も怪しい。
トレアキシンは点滴中も血管がヒリヒリして痛い。
副作用も前回のCHOPに比べると倦怠感が強くてしんどい。
私にとっては大変なお薬かもしれない気がしてくる。
昨日の血液検査結果が出てガンマブログリンの数値が最低値の半分以下だという。
これは免疫力の低下を意味していて、これから白血球が低下した時に感染症に
非常にかかりやすくなるので要注意らしい。
点滴をする前から消沈するデータが出たが、今日からR-ベンダムチン
(トレアキシン)療法開始。
まず吐き気止めのグラニセロンを入れてからトレアキシン。
入れている間、血管がピリピリする。タオルで暖めると少しマシかな。
その後、利尿、腎障害予防のためにメイロンを入れる。
その後、気分は悪くならなかったが、頭痛がした。
10月9日からの入院予定がベットが空かず、今日からの入院となる。
希望通り、前回の時と同じ並びの個室に入れて良かった。
10時半に入って身長、体重を測り、超音波心電図と胸のレントゲンを撮る。
午後からは骨髄穿刺、これは前回もしたが、ちょっと痛い。骨髄に浸潤していないかを調べるもので、これによって治療が変わるものではないが、白血球の落ち込みが違うらしい。
止血できるまでしばらくベットで安静にして、今日の検査は終わり。
明日からいよいよR-ベンダムチン(トレアキシン)療法。
明日、明後日(12、13日)の2日間でベンダムチンを、15日にリツキサンを点滴することになった。
今日はまず外科で13日にした生検の手術跡の診察。
傷跡はきれいで経過は良かった。
次に血液内科で肝心の生検結果の報告を受ける。
前回のように低悪性なのだが、gradeが2から3になったそうだ。
follicular lymphoma, grade3とある。このgradeが大きくなるとは
どういう意味なのかが、いまいちわからない。
悪性度が高いということは病気が進むのが速いのか、腫瘍が強いのか。
おそらくどちらもそうなんだと思われるが、
再発のたびにgradeが上がるとこの先が怖くなる。しまいにtransformしそう。
CD20は(+)で今回もリツキサンは効くということでこれは良かった。
それで治療法は? リツキサン+トリアキシンでいくことになった。
もしくはフルダラビン+αという選択も考えられるが、この頃はトリアキシンが
主流だそうだ。トリアキシンの方が一般的にはよく効くとのこと。
副作用は個人差があって、CHOPと比べられないと言われた。
骨髄抑制で白血球が下がり、感染症の怖れはある程度仕方ないにしても
あまり副作用がでないことを祈るばかりだ。
トリアキシンは40日周期で6コースが一般的。
とりあえず1回目は入院で、ということで10月9日から入院することになる。
やっと生検が終わった!
8月30日に外科で生検をする筈だったのに、
左そけい部のリンパ腫がどこにあるのか特定できず、
もう一度CTを撮って確認することになった。
実際に手術台まで上がったのに、「えーぇ?」という感じ。
13日再度チャレンジでやっと生検が無事終了した。
でも今回は一時間以上かかってしまって結構大変だった。
2008年の前回は箇所が同じそけい部でも皮膚表面に近かったので
取り出すのも簡単ですぐに終わったが、今回はちょっと奥にあり、
しかも静脈の股にかかり周囲には動脈もあってなかなか難しい箇所
だったらしい。 傷口も大きくなって、数センチある。
部分麻酔といっても結構痛い。電気メスを入れる感触はわかるし、
血管をのけるのでそれを引っ張っているのかひりひりする。
時々「痛い!」と叫ぶと麻酔を少し足してくれることになる。
私は本格的な外科手術を受けたことがないので、それがどんなかが
わからないけれど、もっと大変なものだということだけは理解できた。
なにしろ患者はまな板の鯉みたいなものだ。
とはいうものの、肺の方からでなくそけい部から取れてやれやれだった。
結果は24日の診察でわかる。
久しぶりの付添人です。 とうとう再発しましたね。 前回のリツキサン単剤治療を初めて、3年半持ったと言うところで、想定通りです。
あの時点では、東ドイツの古めかしい薬剤と言うイメージでしかなかった、ベンタムスティン(トリアキシン)が今や再発治療の第一選択になって来ているようです。 一時はフルダラが一番といい、ゼヴァリンは少し違いますが、一時は話題になりました。 フルダラは意外に副作用が強かったのだと思います。 3年半前でもフルダラは選択肢でしたが、副作用が強すぎるような気がして、結局リツキサン単剤にしました。 その時はちょうどリツキサンの効果が一番明確になって来た時期で、そういう意味ではぴったりと合った感じです。
春から血液検査数値が少しづつあがっていたのですが、楽観的に誤差と思っていましたが、やはり再発。 それにしても、少し進行が速いので、トランスフォームしている事がもっとも気がかりで、直接組織を調べる生検を早くしないと行けないのですが、病巣が見つからず、再度CTとかで時間がかかっています。 多少のトランスフォームでも、治療法は変わらんと思います。
まあ、3年半の間でも結構治療法が変化しているので、今回の治療で、また3年ほど持てば、また新たな治療法が出てくるのかも知れません。 日常生活には、全く影響が出ていませんので、ここで治療して、また次の再発を待つと言うことになります。 3年単位で5回治療したら、15年。 まあこれくらい持てば良いのでは無いでしょうか。
とうとう再燃(再発)となってしまった!
8月10日にPetCTを撮って、血液内科で診察結果を聞きに行ったところ、
開口一番「残念な結果」と言われた。
そろそろ危ないとは思っていたけれど、やっぱりダメかという感じ。
2008年春からR-CHOPを7回したあと、少し残っていたのをリツキサンで
なんとか寛解にもっていって今日まで持ちこたえていたのに~とうとう!
血液検査のLDHは212と正常値。可溶性ILが先回から545と少し高い値。
PetCTでは大きく分けて2箇所集積が認められる。左肺門と左そ径部。
それぞれに2箇所あり、細かく数えると4箇所らしい。
さぁどうしよう?標準治療は終わったから、いろいろ考えられるのだろうが、
トリアキシン(ベンダムスチン塩酸塩)がどうかといわれた。
東ドイツで使われていた古くて新しい薬だそうだ。
髪の毛が抜けないのが、唯一?いいところ。でも骨髄抑制で白血球は下がる
だろうし、感染症が心配。前回は口内炎、ヘルペスなどで大変だった。
今のところ自覚症状はないし、やりたくない気分だけど~。
先ず組織の生検をやって、リンパ腫の型が前回と変化がないかを調べる
ことになった。低悪性がトランスフォームして中悪性になっていたら
急がないといけないし、ということで、外科に回って生検の予約をして帰る。
3ヶ月毎の診察日。異常なし。
2010年8月に最後のリツキサンをしたので、この夏で2年経つことになる。
そろそろ気になる時期になってきたかなぁということで
次回の診察前にPetCTを撮ることになる。
可溶性ILも400代の数値になったし。。
といってもこれはある程度誤差ということになるのだろう。
体調はといえば、4月はじめからいつもの咳が出て(風邪ではない)
この頃ちょっとましになったところだ。
その次に不眠、相変わらず寝つきが悪い。などなど
言い出したらきりが無いが、こんなことで済んでいると考えた方がいいのかも。
2月20日、今年になって初めての受診。
昨年の11月からひいた風邪が治ったりぶり返したりして
年末、年明けくらいまですっきりしなかった。
近くの医院で受けた血液検査で百日咳の抗体数値が少し高かったので、
百日咳かもしれないと言われたが、1ヶ月後の血液検査でも同じ数値。
もともと、少し高い百日咳の抗体を持っていたのかもしれないと考えて、
今日質問してみると、抗体の数値が下がるのは大体8週間後で、
1ヶ月後ではまだ高かったとも言えるとの答えだった。
結局、百日咳にかかったのか、ただの風邪だったのかはっきりせずじまい。
治ったからどっちでもいいようなものだが。。。
肝心の今日の血液検査の結果はO.K.
白血球と血小板が少し低いが、問題ない数値。
でも風邪を引くとなかなか治りづらいことが骨身にしみたので、
インフルが大流行している昨今、要注意!!
大阪赤十字病院 血液内科【20111216更新】
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/gairai/s03.html
1.特色
血液内科は白血病、悪性リンパ腫を代表とする、血液やリンパ節の病気を対象としています。難病が多いのですが、この分野での治療の進歩はめざましく、これらの病気は抗がん剤等の治療によりある一定の割合で治癒可能となっています。
当科では治癒をめざして「同種造血幹細胞移植(いわゆる骨髄移植)」を含む積極的な治療を行っています。平成15年には臍帯血バンクの認定施設となりましたが、さらに平成16年5月には骨髄バンクの認定施設となり、臍帯血移植や非血縁者間骨髄移植も可能となりました。また、高齢者やリスクのある方にも移植治療ができるように、抗がん剤による前処置を軽くした「ミニ移植」も行っています。さらに同種移植とは別に、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫で適応のある場合は、あらかじめ自己の造血幹細胞を採取、凍結保存しておき、大量抗がん剤治療の後、移植する「自己末梢血幹細胞移植」も多く行っています。
当科の常勤医師数12名、ベッド数は58床で、近畿圏でも最大規模の血液内科のひとつで、日本血液学会認定施設にもなっています。骨髄移植時や強力な抗がん剤治療後には、高度の白血球減少により感染症が起こりやすくなりますが、これに備えて無菌室16床を擁しています。一方、患者さまのQOL(生活の質)を重視し、できるだけ入院期間は短縮して、外来における抗がん剤治療を取り入れています。日本血液学会認定血液専門医4名、同指導医1名。通堂部長は京都大学医学部臨床教授。
2.対象疾患
ほとんどの血液疾患に対応しています。
入院患者の頻度では、
1)悪性リンパ腫(38%)
2)急性白血病(15%)
3)多発性骨髄腫(10%)
4)骨髄異形成症候群(8%)
の順です。その他には慢性白血病、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、真性多血症などがあります。全体でみると、造血器悪性腫瘍(血液がん)が90%以上を占めます。
3.診療実績
平成22年度の1日平均外来患者数は72.0人。平成22年度の外来新規紹介患者648名。平成22年の入院患者数は悪性リンパ腫150人、急性白血病60人、骨髄異形成症候群33人、多発性骨髄腫41人、成人T細胞白血病12人、慢性白血病13人、再生不良性貧血6人です。血液がんに対する同種造血幹細胞移植は平成22年には25例(うち臍帯血移植4例)、自己末梢血幹細胞移植は19例に行われています。再生不良性貧血はかつて不治の病といわれましたが、現在では抗ヒトTリンパ球血清とシクロスポリンによる免疫抑制療法により、多くが寛解もしくは治癒しています。
医師紹介
通堂 満(部長) 血液内科 (特に血液悪性腫瘍の診断と治療)
日本内科学会教育施設指導医
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
日本血液学会指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
平田 大二 (副部長) 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会専門医
渡邊 光正 (副部長)血液内科
日本内科学会専門医
日本血液学会認定血液専門医
金子 仁臣 血液内科
日本内科学会認定医
日本血液学会認定血液専門医
藤井 紀恵 血液内科
日本内科学会認定内科医
中村 知志保 血液内科
日本内科学会認定内科医
末木 佑季 血液内科
日本内科学会認定内科医
岩井 文絵 血液内科
日本内科学会認定内科医
豊岡 奈央 血液内科
日本内科学会認定内科医
辰巳 剛一 血液内科
稲田 慎也 血液内科
松本 忠彦 血液内科
馬場 早智子 血液内科