今日は平熱、元気です。
まだデータは来ていないけれど、白血球が1万になったらしい。
これは注射のせいで上がりすぎた感じがするだけで、
そのうち普通になるということです。
それで、早速明日(10日)にリツキサンを一日かけて入れて、
明後日(11日)にCHOP即ち抗癌剤を入れるということになりました。
なにもしないで自由なのは今日一日。
悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。
今日は平熱、元気です。
まだデータは来ていないけれど、白血球が1万になったらしい。
これは注射のせいで上がりすぎた感じがするだけで、
そのうち普通になるということです。
それで、早速明日(10日)にリツキサンを一日かけて入れて、
明後日(11日)にCHOP即ち抗癌剤を入れるということになりました。
なにもしないで自由なのは今日一日。
髪の毛が抜け始めた。
起きたら、枕の上の掃除、髪を梳かすといくらでも抜ける。
これからはパジャマとかにもついて、そこら中、髪の毛だらけに
なりそうだ。グァムテープがあったら、役に立ちそう。
バンダナをかぶっても顔の大きい私には似合いそうにないし、
そのうちウィッグを買う方がいいかも。
昨日、張りきり過ぎて、今日はお疲れ気味。
フルダラビン
フルダラビンはクラドリビンと似た化学構造を持つ薬剤で、クラドリビン同様、がん細胞の遺伝子合成を阻害することで効果を発揮する抗がん剤です。慢性リンパ性白血病に対して高い効果が認められていて、わが国では「貧血または血小板減少を伴う慢性リンパ性白血病」に対して適応承認が得られています。
慢性リンパ性白血病は、低悪性度非ホジキンリンパ腫と似通った点のある病気と考えられ、欧米では低悪性度非ホジキンリンパ腫に対してもフルダラビンが検討されてきました。その結果、再発・再燃例の低悪性度非ホジキンリンパ腫に対しても単剤で50%台の奏効割合が認められました。
初回治療の場合でも、濾胞性非ホジキンリンパ腫に対して60%以上の高い奏効割合が報告されています。しかし、未治療の低悪性度非ホジキンリンパ腫を対象としたフルダラビンとCVP(シクロホスファミド/ビンクリスチン/プレドニゾロン)療法との比較試験では、奏効割合こそCVP療法の59%に対して76%とフルダラビンが勝っていたものの、増悪までの期間と生存期間は両者の間で差が認められなかったという報告があります10)。
単剤での効果が、従来の抗がん剤をしのぐものかどうかは不明です。 単剤でも期待できる高い抗がん効果から、海外では他の抗がん剤と組み合わせた併用療法の研究も進んでいます。ミトキサントロン、デキサメタゾン、シクロホスファミド、リツキシマブ等との併用で、未治療例のみならず、再発・難治例に対しても80~90%もの奏効割合が報告されています。
わが国では保険適用がないために、注射薬であるフルダラビンの悪性リンパ腫に対する検討は行われてきませんでした。
しかし、イギリスで開発された内服薬のフルダラビンの開発治験が悪性リンパ腫に対して行われ、完了しています。内服薬にもかかわらず注射薬と同等の血中濃度が得られ、濾胞性非ホジキンリンパ腫を中心とした再発・難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫に対して65%と、欧米の報告と同等の高い奏効割合が確認されています11)。
その簡便性から、頻回に通院する必要がなくなり、高いQOLが維持されることも期待されています。しかし、内服薬だからといって決して副作用が軽い訳ではありません。白血球の減少が注射薬と同程度に高い頻度で認められます。帯状疱疹(たいじょうほうしん)などの免疫能の低下からくる感染症も起こりうるため、使用に関しては十分な注意が必要になるでしょう。
低悪性度非ホジキンリンパ腫は経過の長い疾患です。これらの薬剤の高い効果が一時的なものであるのか、それとも長期的な予後の改善をもたらすのかは、現時点ではまだ不明です。しかしフルダラビンは、欧米において低悪性度非ホジキンリンパ腫に対する薬剤の中でも重要な位置を確立しています。わが国においても治療の選択肢が広がることが期待されます。
がん情報サービスより 2006年10月1日
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ML_new_therapy.html
クラドリビン(商品名:ロイスタチン)
【国内ではヘアリーセル白血病、および再発・再燃又は治療抵抗性の低悪性度又はろ胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫に対して保険適用があります。】
クラドリビンは、がん細胞の遺伝子合成にかかわる酵素を阻害することで効果を発揮する抗がん剤です。欧米において、1980年代後半より低悪性度非ホジキンリンパ腫に対する効果が検討され、再発および難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫に対して、30~50%の奏効割合が報告されてきました。
わが国では、再発・再燃または治療抵抗性の低悪性度非ホジキンリンパ腫を対象にした開発治験で58%という高い奏効割合が確認され8)、2002年12月に「再発・再燃または治療抵抗性の低悪性度またはろ胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫」に対して適応承認がなされています。
海外では、未治療の低悪性度非ホジキンリンパ腫に対しても効果が検討され、単剤で80%を超える奏効割合が報告されています。中でも胃に起こった未治療のMALTリンパ腫に対しては、100%の完全寛解割合が報告され9)、一般的に化学療法に対する感受性が低いとされているMALTリンパ腫に対する有用性が期待されています。
他の抗がん剤との組み合わせとしては、ミトキサントロン、シクロホスファミドとプレドニゾロン、リツキシマブ等との併用療法が報告されています。これらの併用療法では、再発・難治性(報告の一部には、未治療例も含まれる)の低悪性度非ホジキンリンパ腫に対して28~88%の奏効割合が報告されています。
再発した患者さんに対する救援療法としての一薬剤にとどまらず、低悪性度非ホジキンリンパ腫に対して重要な位置を占める薬剤となることが期待されています。吐き気や脱毛等の副作用の頻度は少なく、治療を受ける患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)の向上も期待できそうです。
ただ、このように、低悪性度リンパ腫に対して高い効果が認められているクラドリビンですが、注意しなければならない点もあります。がんに対する効果と同時に、正常なリンパ球にもダメージを与えてしまうため、免疫能を低下させてしまい、ヘルペス感染などの日和見(ひよりみ)感染症を引き起こしやすいこと、また、前治療歴が長く抗がん剤の蓄積量が多い場合には、白血球や血小板減少が長引く可能性があること等です。
がん情報サービスより 2006年10月1日
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ML_new_therapy.html
最近の参考書でも、リツキサンは、生存率が向上するかどうか不明と書いてあるものが多いのですが、このがん情報センターの記事では、2006年ですでに、その有効性を確認しています。 維持療法として有効。
以下引用記事
リツキシマブ(商品名:リツキサン)
リツキシマブは、白血球の一種であるBリンパ球の表面に発現しているCD20抗原というタンパクに結合する抗体として、遺伝子組換え技術によりつくられた薬剤です。CD20抗原はB細胞性の悪性リンパ腫の大多数に存在しており、B細胞性リンパ腫に対する優れた標的です。リツキシマブはこの抗原に結合する(抗原-抗体反応)ことで、直接がん細胞を攻撃したり、生来体内に備わっている他の免疫能を介してがん細胞を死滅させます。マウスで開発された抗体成分の大部分を人間の成分に置き換えた合成薬なので、長く体内に残り、長期にわたって効果が期待できるという特徴があります。
1998年に、アメリカで行われた再発・再燃例の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫に対する開発治験では、48%という高い奏効割合(がんのサイズが半分以下に縮小する割合)が報告されました。わが国でも、患者さんに対する同様の開発治験で61%という奏効割合が確認され1)、2001年9月に保険適用が承認されました。
2003年9月より、「CD20抗原陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫」に対して適応承認が得られています。 このようにリツキシマブは、B細胞性非ホジキンリンパ腫に対して単剤でも高い効果が期待できますが、他の抗がん剤と併用しても副作用が増強されないこと、併用した抗がん剤のリンパ腫細胞に対する薬剤感受性を高めることが知られています。併用療法で用いることで、さらなる効果が期待されます。
このことは、海外で行われた大規模な比較試験によって証明されています。
イギリスで行われた、未治療の進行期低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫を対象とした「CVP療法(シクロホスファミド/ビンクリスチン/プレドニゾロンの併用化学療法)」と「リツキシマブを併用したCVP療法」の比較試験において、奏効割合がCVP療法の57%に対してリツキシマブを併用したCVP療法では81%と、統計学的に明らかな差が認められました。
また、30ヵ月の観察期間において、無増悪生存期間(悪性リンパ腫の再発・増悪をみないで生存する期間)がCVP療法15ヵ月に対して併用したほうが32ヵ月と、明らかな延長も認められています3)。
従来の化学療法に加えてリツキシマブを併用することの利益は明らかであり、非ホジキンリンパ腫の病型にかかわらずリンパ腫の細胞がCD20抗原陽性であるならば、リツキシマブを併用した化学療法が現在の標準治療と考えられています。
リツキシマブは、初回治療に組み込む以外の使い方でも有用性が示唆されています。低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫の代表である、濾胞性(ろほうせい)リンパ腫の未治療または再発・難治の患者さんを対象に、リツキシマブによって寛解導入治療を行った後に経過観察するグループと、さらにリツキシマブによる維持療法を追加して行うグループについて再発・増悪などが起こるまでの期間を比較しました。リツキシマブを追加しなかったグループは12ヵ月であったのに対し、維持療法として追加したグループでは32ヵ月であったと報告されています5)。
そのほかにも、濾胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫に対してリツキシマブを用いた維持療法を行うことで、寛解持続期間が延長するという報告がいくつかあります。
維持療法が有益であるものとそうでない病型があることには、注意が必要です。現在、リツキシマブによる維持療法が有用な病型は、濾胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫であるとされています。
従来の抗がん剤治療では、がん細胞が減ったようにみえても感度の鋭い遺伝子レベルの検査を用いて調べてみると、微量のがん細胞が検出されるのが常でした。しかし、抗原抗体反応によってがん細胞を攻撃するリツキシマブは、そのような微量の細胞も残さない程度までがん細胞を殺してしまうことも期待できます。
自己造血幹細胞移植を併用した大量化学療法において、リンパ腫細胞の骨髄への浸潤(しんじゅん)が高頻度にみられる濾胞性非ホジキンリンパ腫やマントル細胞リンパ腫では、採取する細胞の中へリンパ腫細胞が混入してしまうことが、しばしば問題になります。そこで、リツキシマブの抗がん効果を期待して、自己造血幹細胞を採取する前に行う化学療法の直後にリツキシマブを併用し、血中にわずかでもがん細胞が残らないようにしてから採取する方法が考案され、臨床応用されています。実際に、この方法を用いた場合には、採取した細胞の中に入り込むがん細胞がなくなることが遺伝子レベルの検査で確認されていて7)、自己造血幹細胞移植後の再発を減らすのに役立つことが期待されています。
がん情報サービスより 2006年10月1日
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ML_new_therapy.html
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)27日のナスダック市場で、バイオ医薬品会社のファブリル(Nasdaq:FVRL)が急落した。
第3相臨床試験の失望される結果を挙げ、がん治療薬候補「スペシフィド」(「ファブルド」から名称を変更)の開発を打ち切ると発表したことで売られた。終値は前週末比1.52ドル(87.41%)安の0.22ドル。
同社によると、免疫系のがんである、濾胞状B細胞非ホジキンリンパ腫の患者を対象とした第3相試験で、「リツキサン」を投与後、スペシフィドを投与したところ、プラセボ(偽薬)に比べ「統計的有意な改善」を示さなかった。 スペシフィドは腫瘍(しゅよう)から抽出した遺伝子情報に基づいて作られたがん治療薬。
ファブリルは現金を節約し、自社資産の価値を認識するための方法を現在検討しているとした。
ジョン・ロンゲネッカー社長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれは、とりわけ患者とその家族に代わり、この試験のデータに極めて失望している」と述べた。
リツキサンは、ジェネンテック(NYSE:DNA)、バイオジェン・アイデック(Nasdaq:BIIB)、スイスのロシュ・ホールディング(RHHBY)が共同販売するCD20陽性のB細胞非ホジキンリンパ腫の治療薬。
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濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma)
WHO(World Health Organization,世界保健機関)分類では,リンパ系腫瘍の成熟B細胞性腫瘍(mature B-cell neoplasms)のなかの濾胞性リンパ腫となる. 濾胞性リンパ腫は中高年に多く,全経過が8~13年と比較的長い経過をとるが,再発率が高く,治癒しにくい難治性リンパ腫の代表的疾患とされている.わが国での発生頻度はリンパ系腫瘍の約7%と比較的低いが,近年増加傾向にあるといわれている.
濾胞性リンパ腫のWHO分類での規定は,胚中心の細胞に相当するB細胞の腫瘍のため少なくとも部分的に濾胞構造が認められるものとされている.また初発診断時の約半数に骨髄浸潤を認め,末梢血液像にもよく出現するが,正常の成熟リンパ球に近似していることも多く,鑑別困難な細胞の一つに挙げられる.
細胞の特徴は,大きさが赤血球よりやや大きい10μm程度の小型の細胞で,細胞質はほとんど認めず,核と細胞膜との接する部分が多く,N/C比(nucleocytoplasmic ratio,核細胞質比)が大きく,核は濃染し,核の中心部へ向け切れ込みを認めることがある.
検査と技術 35巻6号(2007.06)より
今日からやっとこの階だけなら部屋を出てもいいので、
早速、朝から洗濯に行った。
まずまずの体調で、
朝、普通に便が出たので、ヤレヤレ。
Dr.も来ないようだし、ニュースなしです。
非ホジキンリンパ腫など適応の放射線標識治療薬ゼヴァリンの薬価決まる
バイエル薬品が1月にB細胞非ホジキンリンパ腫などの適応で承認を取得したイブリツモマブ(商品名「ゼヴァリン」)の薬価が決まった。6月4日の中央社会保険医療協議会で了承された。
イブリツモマブの適応は、「CD20陽性の再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫」で、放射線標識抗CD20モノクローナル抗体である「イットリウム静注セット」と、イットリウムで治療する前に投与の適切性を確認する「インジウム静注セット」からなる。イットリウムは1セット253万3477円、インジウムは1セット178万7490円となった。インジウム静注セットによる治療は1回であるため、薬価は併せて432万967円となる。
(加藤 勇治=日経メディカル別冊)
「DPC対象病院では、原則として薬剤費は診断群分類ごとの点数に包括されているが、高額な新薬を用いると、医療機関による持ち出しが生じてしまう。このため標準的な費用が一定の基準を超える高額医薬品が保険適用された場合、次期診療報酬改定まで暫定的にDPCの対象外とすることになっている」(薬事日報記事より)
今日も気分はまずまず。
下痢も止まった。今度は便秘にならないようにしないと。
コントロールがなかなか難しい。
松井Dr.によるとやっぱり月曜日あたりに正常の下限値ぐらいには
なるだろうとのこと。
私の場合、腫瘍が多かったから、2度目へのインターバルは
短い方がいいということでした。
明日、母が来るらしい。
検査数値のまとめ
Day0 5月22日 CHOP 抗がん剤投与
Day1 5月23日 白血球 5400 LDH 1063 CRP 6.4
Day4 5月26日 白血球 4530 LDH 614 CRP 1.0
Day7 5月29日 白血球 3520 LDH 505 CRP 1.8
Day11 6月2日 白血球 420 LDH 341 CRP 1.5
Day14 6月5日 白血球 920 LDH 272 CRP 0.7
Day18 6月9日 白血球 4000予想
正常値
白血球 9400-3500
LDH 260-120
CRP 0.4-0